震災直後に古民家再生を行いました。震災で瓦は落ち、外塀は壊れ、蔵も倒壊寸前でした。精神的にも大変だった頃からお打ち合わせを重ねて完成までに1年半かかりましたが、親戚皆さんの心の拠り所が再生できたことに大変喜んでいただいています。私たちができることならと瓦礫の片付けなどをボランティアで行っていたのですが、その時は壊すことも検討されていたそうです。道路も地元の業者さんもストップしていたため瓦礫の処分もできない状況から皆で造り上げたかけがえのない思いのこもった家です。これからも100年、200年と自然災害にも負けないで残っていくことを願います。