⼀般社団法⼈福岡県中央古⺠家再⽣協会から皆様へ
代表理事 川⼝智廣
今の⽇本の建築業界は、まだ作っては壊すことを続けています。
これは地球規模での環境問題だけではなく、私たちの⼦供たちや孫の世代にそのツケを残そうとしています。
⽇本の森林は⾯積⽐で世界第3位です。昔から豊富な森林があり、海があり、四季もあり、とても恵まれた⾃然豊かな国です。
戦前までは⽇本の建築⽂化は地域の森林の⾃然材を使い、作られてきました。また古材などのリユースも当たり前なことでした。今でも希少価値が⾼い素晴らしい古⺠家が各地域に残っています。
しかし、戦後⾼度成⻑期に⼊り、必要以上の外材を⼤量輸⼊、⼤量消費、⼤量廃棄してきました。また、リサイクルが出来ないような化学建材などが増え、その副作⽤として⼦供たちを中⼼に健康被害は今も尚、社会問題となっています。現代の建築社会問題を未来の⼦供たちへ残さないためにももう⼀度考え、⾒直すべきではないでしょうか。
荒れた森林の⼿⼊れを⾏い、地産地消での建築⽂化を取り戻していければ、荒れた森林は、⼿⼊れが⾏き届くことで⼤⾬の際のがけ崩れの被害は最⼩限に⽌めることも出来ます。また、都会集中の経済活動から、地⽅での経済活動は地域創⽣へのきっかけになると思います。それが結果的に地域の過疎化問題も解決できると信じています。それこそが我々の⽬指す「持続可能な循環型社会」に繋がります。
古⺠家再⽣を通して先⼈たちの知恵から学び、これからの建築のあり⽅、地域のあり⽅を提唱していく活動をしていきたいと思います。そしてこれらの活動が、「未来の⼦供たちのために」今⾏うべき、私たち⼤⼈の使命の⼀つだと思います。
消費者でもある私たち⼀⼈⼀⼈が、本質を⾒極める⽬を養っていかないといけません。
まだ、間に合います。
今からひとつひとつ⾃然や⽂化から⼀緒に学び直し、これからの住まいや故郷のことを今⼀度、考えてみてほしいと思います。
⼀般社団法⼈福岡県中央古⺠家再⽣協会の活動へのご理解とご協⼒のほど宜しくお願いいたします。
代表理事略歴及び当協会受賞歴等
略歴
2003年 | 崇城大学工学部建築学科卒業 |
2006年 | 建築企画計画会社取締役就任 |
2010年 | 内閣府認可財団法人職業技能振興会「古民家鑑定士」講師 |
2013年 | ⼀般社団法人福岡県中央古民家再生協会代表理事就任 |
2016年 | ⼀般社団法人全国古民家再生協会代議員就任 |
2017年 | 九州大学地域政策デザイナー養成講座最終発表選出(テーマ:空き家対策) |
2018年 | 福岡市公立高校非常勤講師(建築科) |
受賞
2014年 | 地域貢献賞(⼀般社団法人住まい教育推進協議会) |
2016年 | 市場創造賞(⼀般社団法人全国古民家再生協会) |
採択実施
2016年 | うきは市ふるさと創生個性あるまちづくり事業 |
メディア
2012年8月 | RKB・FBS「古材を使ったお茶室」放送 等 |
2015年4月 | 西日本新聞「現代にあった古民家再生のすすめ」記事 |
2017年5月 | 西日本新聞「空き家対策」記事 |
2017年8月 | NHK「ハルさんの休日」出演(2017年9⽉) |
2017年9月 | 日本経済新聞「うきは市まちづくり」記事 |
2018年6月 | 日本経済新聞「全国第1号 古民家宿泊認定」記事 |
2018年6月 | NHK おはよう日本「外国人に人気! 「古民家」改修し民泊に利用広がる」出演 |
2018年7月 | LIFULL HOME’S PRESS『福岡県うきは市「きふね」。 築150年の古民家再生と活用・運営から考えるまちづくり』記事 |
※受賞及び事業採択、メディア出演は、関係各者様のご理解とご協⼒により代表してお受けさせて頂いたものです。